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さくら猫を保護へ 野良猫を保護するまでの記録⑤

タマを保護する

人懐っこいタマ。当面、仕事場で一時保護できるように了承を得て、決心して保護した。
保護しようと決意してから、不運なことに台風が近づく。台風の通過する間、2日間、餌をあげに行けず、気になって気になって仕方がなかった。3日目は姿を現さず心配してた。
4日目に姿を現したタマは、いじめっこ猫から隠れて側に寄ってきたのでキャリーケースに抱っこして上から入れようとすると、さすがに抵抗する。
そこは無理強いせずに一度離れて再度戻った。そうすると随分前の位置から鳴きながら走ってきたので、今度はキャリーケースの横のジッパーを開けてタマの横に置いてみたら、中をクンクン。
そこでお尻をトンと押してみたら、すっぽりインしてくれた。それからは多少鳴きはするけど声かけると大人しく、じっとキャリーケースの中で座っていい子にしてた。
自宅はペット禁止なのですぐに車に乗せて、仕事場として使っている一軒家に移動。事前に準備しておいたケージに移して一息。すぐに餌も食べて、トイレの中にすっぽり入ってグルグル言ってる。
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さくら猫を保護へ 野良猫を保護するまでの記録④

耳を怪我したみーちゃんは…

耳を怪我したみーちゃんは、薬の効果があり、耳の調子はみるみると改善された。薬だけで1か月連日餌を混ぜてやり、すっかり私の姿を見つけると、ミャーと走って寄ってきてくれるまでにはなったが、触らせてはくれない。(餌に夢中の間、背中を一撫ぜくらいは許してくれる)

この子はご飯は人間に頼るけど、家に入るつもりはないんだと実感する。保護猫の会で相談すると捕獲機を使えば捕まえることができるというが、個人的にすでに手術する時に使われた捕獲機を恐れる子も多く、何より再度怖い思いをさせてまで保護したくはないと思っている。それでもみーちゃんがいつの日か、フラフラになり、助けを求めてきた時には手を差し伸べてあげられる状況であるようにと願っている。

もう一匹の野良猫タマ

みーちゃんの餌場の少し先に、取り潰し予定の廃墟建物に暮らすタマという猫が住んでいた。
餌を貰いに出てくる猫は鳴いてアピールするけど、タマはいつもコッソリ出てきて寄ってくる。一時、口の中に出来物ができてたのか、ご飯を食べることを拒否してた時でも、ただただ撫でて欲しくて近寄って来た子。縄張りにいじめっ子猫がいるので、いつもビクビク、風が吹いてもビクビク。もしかすると飼い猫だったのだろうか?
みーちゃんと同じく気になる野良猫、タマは抱っこもさせてくれるから、捕まえて病院に連れて行って一時保護を考えたけれど、その後で飼い主が見つからなければ我が家では飼えないので踏み出す勇気がなかった。病院での健康チェックのためにでも、一度家に入れてしまうと再リリースができない。命の重みを考えると前に踏み出せないでいた。
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さくら猫を保護へ 野良猫を保護するまでの記録③

保護団体のミーティングに参加してみて

自分で飼うことはできない、けれどやっぱり野良猫を見過ごすことができない!そんな自分に何かできることがないだろうか?もやもやは募るばかりです。

ボランティア活動や募金が大嫌いな私ですが、みーちゃんの薬のことで、会ったことのない私の突然の問い合わせに快く答えてくれた方にお礼の意味もあり、そちらの保護団体に少しでもお役に立てれば…と心ばかりの寄付をしました。

すると…

批判するなら現実を見てからでも遅くはない

「猫たちへの温かい気持ちの寄付、どうもありがとうございました。金額が年会費以上ですので、もしよろしければ会員になられませんか?」

5000円の寄付に対して、その保護団体の年会費が3000円なのだそうだ。残り2000円はちょうど出来たばかりのTシャツ代とぴったり同額なので、Tシャツも送ります、とのこと。

正直なところ、こうした動物保護団体ってあんまり良いイメージがなかった。そもそも自分ではTNR活動も否定派だったので。会員になれば今回みーちゃんのような子の薬をもらうときも協力してくれている動物病院だと保護猫料金にしてくれるそうだ。年会費だけ寄付として払い、ミーティングなどは参加しない会員さんも多いという。次年度は退会したい場合は年会費を払わないだけでいいと言われた。

ボランティア、寄付への拒否反応だけ批判はできないし、それに私は猫が大好きだけど、反対に猫が嫌いな人や、野良猫の被害に遭って困る人の気持ちも理解できる。餌やりをしている人、餌やりを批判する人、地域猫活動は動物保護団体だけでは運営できないはず。地域というからには反対の立場の人に対してどう働きかけているのか、純粋に興味があった。まずは一度参加してみて、それでもやっぱり反対ならやめればいいと思い、参加してみることにした。

野良猫に餌をあげる人たちの思い

地域猫ボランティア団体のミーティングに出席してきました。

TNR(捕獲して避妊去勢してリリース)活動に否定的だった私ですが、TNRが浸透することで外猫が減り、野良猫の糞尿被害やゴミ漁り被害が減るので野良猫嫌いな人にも良いことであること。猫好きの人達の中にも身勝手な餌やり(片付けないで餌場だけ作ること)や、飼い猫を外に出す人達が野良猫に否定的なイメージを与えていること。そして、野良猫に恐ろしい虐待をする人がいる現実があることを再認識した。

何より「地域活動」と言うなら自治体に住むすべての人からの理解が必要。猫が好きな人、猫が嫌いな人、猫で困っている人、関係ないと思っている人、みんなが一定のルールを守り、住みやすい住環境を作ることこそが「地域活動」だと思います。それはこうしたボランティア団体側からだけの運動では無理です。賛成する人と反対する人の間に入って、相互理解のルールを作れるのは行政。私が参加した団体では、市議会議員の方々とも意見交換会を行い、行政と協力していこうとされているようです。

TNR活動についてはこちらのサイトがとても分かりやすく疑問に答えてくれているので、参考にしてみてください。

ネコリパブリックさん TNR地域活動についてhttps://www.neco-republic.jp/about/tnr/

 

TNR活動をしてる人は決して外の猫に餌をやりたいわけでなく、むしろ1匹も餌をやることがない日常を1日も早く実現させたいと願っていることを知り、活動に賛同することにしました。今はウォーキング中に怪我してる子への餌と薬、弱っている子、TNRされていない子がいないかチェックとトイレになっている箇所のお掃除で協力することにしました。

そんな時、もう一匹のさくら猫と出会います。

続く…

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さくら猫を保護へ 野良猫を保護するまでの記録②

保護団体ってどんなところ?

野良猫を保護して欲しい、自分は飼えないけど捨て猫を見つけてしまった時、みなさんならどうしますか?

ネットで検索すると「ボランティア保護団体に連絡をする」と割と書かれているのを目にします。

現実は違います。ボランティア保護団体にも運営スタイル、運営状況などさまざまで、受け入れたくても受け入れができない場合がほとんどです。

例えば私が参加した団体。元々は地域の個人で保護猫活動(TNR活動)をされてきた人たちがTNR活動という同じ志のもとに集まったタイプの団体です。

なので野良猫を預かるシェルターは持っていません。昔は野良猫を引き受けて、会員それぞれの厚意のもと、預かりボランティアやミルクボランティアをお願いし、里親探しをしていたそうですが、野良猫を保護してほしいという依頼は増える一方。本当は継続させたいけれど、それぞれのボランティアさんはみんな1家族にマックス(だいたい4~5匹)の猫を預かっていたり、里親が見つからず引き取っている状況で保護猫の受け入れはお断りせざるを得ない現状。

他にシェルターを持っているボランティア団体もだいたい常に定員オーバーな状態が普通です。

しかも保護猫一匹を預かるためにはワクチン接種、血液検査、ノミダニ駆除など他の猫たちに病気を感染させない、感染させられない準備をしないと一緒にはできません。動物病院でこうした検査、投薬をしてもらうとなると病院にもよりますが6000円~10000円です。ボランティア団体では、すべて1匹1匹に受診させ、こうした病院にかかる費用は行政からの直接補助はないことが普通です。

続く・・・

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さくら猫を保護へ 野良猫を保護するまでの記録①

さくら猫たちとの出会い

新型コロナウィルスの影響で外出も減った今年の夏、それに反して増える体重・・・ダイエットしなきゃ!で始めたウォーキングでした。自宅の近くに大きな公園があったけど、一度も歩いたことがない場所に晩ご飯後に夫と二人で歩く習慣ができました。その時、公園の中に生活する野良猫たちに道すがら会います。

みんな耳がV字にカットされた「さくら猫」と呼ばれる野良猫たち。実家でも代々飼ってきた猫は、元野良猫。さくら猫の名前と大まかな活動については知っていました。

TNR活動とさくら猫とは? 本当に保護活動なの?

TNR活動という言葉を聞いたことがありますか?

野良猫たちを保護する運動の一つで、保健所での殺処分ゼロを目指して活動されています。

Trap 猫を捕まえて

Neuter 不妊手術をし

Return 猫を元の場所に戻す

これがTNR活動です。そしてTNR活動で元の場所に戻された猫たちは不妊手術済みの証として、耳にV字カットをされます。その形が桜の花びらの形に似ていることから、そうした猫たちは「さくら猫」と呼ばれているのです。

私は、現実を知るまでこのTNR活動に関して否定的な感情を抱いていました。だって捕獲機で捕まえて怖い思いをさせ、痛い手術をした上に家に入れてあげずにまた過酷な外の野良猫へ戻すなんて!と。

そんな私がウォーキングで出会ったさくら猫たち。彼らがきっかけでTNR活動について考えることになります。

TNRを考えるきっかけをくれた怪我をしたさくら猫・みーちゃん

ウォーキングの途中、緑道の脇から急に出てきたみーちゃんに会いました。みーちゃんは右耳カットされていたので、おそらく女の子。エサをねだってニャーニャー鳴きますが、近づかず一定の距離を置きます。

近くでエサを定期的にもらっているのか、ふっくらとして野良猫には見えませんが、首輪をしておらずやっぱり野良猫のようです。よーくみると耳の付け根が赤くなって、血が出て、湿疹のようなぶつぶつがたくさん。そのせいで耳の毛はほとんどなくなり、元気な様子ですが痛々しい姿。アトピー性皮膚炎の経験がある私は、一目見るだけでどれほど痒い状態か想像がつきます。

「この子を何とかして治してあげられないだろうか?」

まずそもそも、さくら猫といっても、地域でお世話をみている場合、地域猫として管理している保護団体があることがあります。エサやりや、健康管理はそうした保護団体や、地域の人たちが行っている場所もあるのです。

みーちゃんを見つけた地域は、どういう状況なのだろう?それを知らなければ、勝手に薬もあげられない。そもそも野良猫にやる薬を処方してくれる獣医さんもわからない。

そこで自分が住む地域の保護猫団体を検索し、さっそくみーちゃんの状況をメールで問い合わせてみました。

担当者の方は、とても丁寧に色々な情報を教えてくれました。自分たちの団体では、現在シェルターを持っていないので会員個人個人の裁量でそうした、みーちゃんのような猫を病院に連れて行っている人がいること、近くの野良猫を診てくれる病院、その中でも実際に猫を連れて行かなくても患部の写真や動画で薬を処方してくれる病院などを教えてくれました。

その方に写真を見せると、おそらく蚊に刺されたことでのアレルギー反応ではないだろうか?とのこと。さくら猫として、野良猫生活をしている中にも外の生活が厳しく、見るに見かねて会員さんが家に入れて里親探しをすることがある。ただシェルターを持たないその団体としては、現状野良猫を預かって里親を見つけてあげて欲しい、という問い合わせにはお断りをしなければいけない状況である、というのがその団体の実情でした。

エサやりについては、その団体が運営されている地域に関してはさくら猫にはルールを守り(置き餌をしない、餌をあげた後の片づけを必ずする)会員でない人もされている現状とのこと。それを知り、まずは教えてもらった動物病院で薬をもらい、みーちゃんに4週間、エサに混ぜてあげてみることにしました。

その時は、正直薬をあげた後のことは考えていませんでした。というより、薬やエサをあげたら絶対に情が移るだろうし、考えることを拒否していました。自分が引き取ることができない住環境なので、薬をあげることすら本当はとても無責任なことなのではないだろうか…とすぐに行動することができませんでした。

怪我は治ったけれど…

毎晩、同じ場所で会うことができたみーちゃん。今考えると、その状況だったからこそ4週間も薬をあげられたのだと思います。

野良猫の縄張りは半径500mと言われています。みーちゃんにあげていた薬は抗生物質とステロイドだったので、連続して投与が必要となり、野良猫では無理かなぁと心配していましたが、1日だけ姿を現さない日があっただけで、ほぼ4週間、毎晩時間を変えても同じ場所で私を待っていてくれる。そんなみーちゃんだったから、続けて薬をあげることができました。

さて、野良猫へ薬をあげたいと考えておられる方、通常野良猫は新しい物への警戒心があります。エサに薬を混ぜても、匂いで感づいて食べなくなることも。みーちゃんの場合、エサを定期的にもらっている子だったので、ちゅーるに薬を混ぜたら問題なく食べてくれましたが、そう簡単にいかない場合もあることがありますので、色々な試行錯誤が必要となるでしょう。

4週間の投薬の結果、やはり足で掻いてしまう場所ということもあり、完治はしませんでしたが、最初のころとは比べ物にならないくらい改善し、耳の毛はほぼ生えそろってきました。今でも毎晩、エサをやりながら傷口を確認し、悪化した場合に備えて、薬も追加でもらって常備しています。

薬をあげ始めると毎晩、私の足音がするとどこからともなく走って出てくるようになったみーちゃん。最初は2m離れてエサに混ぜた薬を置き、背中を向けないと食べてくれなかったのに、日に日に距離は近づき、今ではエサを食べている間は少しくらいなら触ることもできるように。

そんなみーちゃんに、何とかして里親さんを見つけられないだろうかと考えるようになりました。

ただ、距離は近づいてきているとはいえ、自分からのスキンシップは私の背中側のみ。前からスキンシップをするとつかまれる恐れがあるから、警戒している様子。もちろん抱っこなんて絶対に無理。毎晩、ご飯が欲しい時は寄ってくるけど、満足したらスーンっと走って帰っていく始末。これではお家に入れてあげることもできないです。

後で知ったことですが、その周辺に住む人の数人が同じ場所でエサをあげているそうです。

それを知ると「エサをあげてる人は誰も耳の怪我のことを気にならなかったのだろうか…」という気持ちが湧いてきました。地域猫って何?さくら猫の責任って、誰がとるの?という率直な疑問が湧いてきました。

薬をあげ終えた頃、そんな疑問が頭を占め、他の猫たちが集まる場所を覗いてみると砂場が猫のトイレになっているのを見つけました。そこでエサをあげる人がいる、でも飼い主ではないし、そもそも野良猫はペットではないけれど、野生動物でもないからご飯やトイレの掃除は誰の責任?猫が嫌いな人の周りでトイレをされる問題とか、猫が好きな人ばかりでない環境で地域猫活動ってどうやるの?

考え始めるときりがない。そこで、もう一度、薬のことを教えてくれた保護団体の方からの勧めで、まずは保護団体に入ってみて、TNR活動に関することを知る機会を作ることにしました。

・・・続く