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さくら猫を保護へ 野良猫を保護するまでの記録④

耳を怪我したみーちゃんは…

耳を怪我したみーちゃんは、薬の効果があり、耳の調子はみるみると改善された。薬だけで1か月連日餌を混ぜてやり、すっかり私の姿を見つけると、ミャーと走って寄ってきてくれるまでにはなったが、触らせてはくれない。(餌に夢中の間、背中を一撫ぜくらいは許してくれる)

この子はご飯は人間に頼るけど、家に入るつもりはないんだと実感する。保護猫の会で相談すると捕獲機を使えば捕まえることができるというが、個人的にすでに手術する時に使われた捕獲機を恐れる子も多く、何より再度怖い思いをさせてまで保護したくはないと思っている。それでもみーちゃんがいつの日か、フラフラになり、助けを求めてきた時には手を差し伸べてあげられる状況であるようにと願っている。

もう一匹の野良猫タマ

みーちゃんの餌場の少し先に、取り潰し予定の廃墟建物に暮らすタマという猫が住んでいた。
餌を貰いに出てくる猫は鳴いてアピールするけど、タマはいつもコッソリ出てきて寄ってくる。一時、口の中に出来物ができてたのか、ご飯を食べることを拒否してた時でも、ただただ撫でて欲しくて近寄って来た子。縄張りにいじめっ子猫がいるので、いつもビクビク、風が吹いてもビクビク。もしかすると飼い猫だったのだろうか?
みーちゃんと同じく気になる野良猫、タマは抱っこもさせてくれるから、捕まえて病院に連れて行って一時保護を考えたけれど、その後で飼い主が見つからなければ我が家では飼えないので踏み出す勇気がなかった。病院での健康チェックのためにでも、一度家に入れてしまうと再リリースができない。命の重みを考えると前に踏み出せないでいた。