新型コロナウイルス・covit19の拡大によりマスクが恒常的に不足してきました。一部ではマスクの効果はあるのか?ないのか?マスクが不足しているから効果ないと言っているのではないのか?など、不安は加速するばかりです。
新型コロナウイルスに関して、厚生労働省が一般の人向けのQ&Aを公開しています。
https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/kenkou_iryou/dengue_fever_qa_00001.html
問17 「咳エチケット」とは何ですか?
咳エチケットとは、感染症を他者に感染させないために、咳・くしゃみをする際、マスクやティッシュ・ハンカチ、袖、肘の内側などを使って、口や鼻をおさえることです。
対面で人と人との距離が近い接触(互いに手を伸ばしたら届く距離でおよそ2mとされています)が、一定時間以上、多くの人々との間で交わされる環境は、リスクが高いです。感染しやすい環境に行くことを避け、手洗い、咳エチケットを徹底しましょう。
問17「咳エチケット」について書かれています。新型コロナウイルスだけでなく、インフルエンザなどの感染症を他者へ感染させないための飛沫防止として、マスクは役立つと考えられています。
問20 マスクをした方がよいのはどのような時ですか?
マスクは、咳やくしゃみによる飛沫及びそれらに含まれるウイルス等病原体の飛散を防ぐ上で高い効果を持ちます。咳やくしゃみ等の症状のある人は積極的にマスクを着用しましょう。
ご自身の予防用にマスクを着用することは、混み合った場所、特に屋内や乗り物など換気が不十分な場所では一つの感染予防策と考えられますが、屋外などでは、相当混み合っていない限り、マスクを着用することによる予防効果はあまり認められていません。
問20ではどういう時にマスクをするべきかについて書かれています。問17の様に「自分が感染症に罹っている場合のウイルス飛沫を防ぐ」ことには効果はありそうですが、「自分が健康で他者からのウイルス飛沫を防御する」ためのマスクはあまり効果が認められていません。ただ、日本の都市部の様に通勤通学で満員電車やバスに乗らなければいけない方などは可能性としては非常に低いかもしれませんが、ウイルス感染者がマスクをせずにした咳やくしゃみを健康な人が直接至近距離で浴びてしまう危険性を防ぐためだと考えれば健康な人がマスクをすることも無駄ではないのかもしれません。
健康な人がマスクしても特殊な状況(換気の悪い密集空間で大勢の人が大声で話している状況)に行く際を除き、ウイルス感染の予防にはあまり役立たないようです。
それでもマスクを着けたい、大切な人に感染リスクを少しでも減らしたい人が大勢いるのは当然のことでしょう。
とはいえ、2020年3月現在、使い捨てマスク、特にサージカルマスクは恒常的な供給不足です。朝早くにドラッグストアに並んだら買えるかもしれません。…でも健康な自分が使い捨てマスクを買ってもいいのだろうか?
そんな人には手作りマスクを作ってみるのはいかがでしょうか。
問22 マスクが手に入らないときは、代わりにどのような方法があるでしょうか?
自分の手を用いるのではなく、ハンカチやタオルなど、口を塞ぐことができるものを代用することでも飛沫(くしゃみなどの飛び散り)を防ぐ効果があります。
「手作りマスクなんて使い捨てマスクに比べたら何の効果もないよ!」そう思う方もいらっしゃると思います。厚生労働省のページでは、マスクが無くても咳やくしゃみをする時にハンカチやタオルなどで口を塞ぐことができるものを代用することでも飛沫を防ぐ効果があるとあります。そう考えると、布マスクでも感染者が飛沫するのを防ぐ効果はゼロではないようです。
今回の新型コロナウイルスは、無症状の保菌者が感染を広げている可能性もあるそうです。新型コロナウイルスの正体が完全解明されていない今、手作りでもマスクが手元にあるだけで少しでも心が安堵できるのであれば、それもありだと思うのです。
まだ使い捨てマスクの在庫は少しあるけど、何度か使いたい
使い捨てマスクカバーの作り方
https://halmek.co.jp/life/c/housekeeping/2009
裁縫は苦手✖ 簡単に作りたい方へ キッチンペーパーで簡易マスクの作り方
https://www.chintai.net/news/2020/02/06/82298/
※記事内で裏側に使われているガーゼは、現在医療用の滅菌ガーゼが品薄になっています。お家にあるお茶パック(不織布)にティッシュを挟むなどで代用できると思います。