スィン!ティン!うざい?カルビー「シンポテト」のCM
カルビー最薄のポテトチップス「シンポテト」のCMが放送されていますが、出演の川口春奈さんの後ろで流れる音楽「スィン~スィン、スィスィ、スィンスィン♪」が耳障りなCM。そもそも英語で薄いの意味、Thinを発音記号で表すと「θín」。ちなみにthサウンドを表すθは、シータと読みます。
CMでは、川口春奈さんは舌を上下の歯で挟んでこのθ音を発音しているため日本語で表現するなら「スィン」と聞こえてしまうのです。日本人にとってはとても難し子音の発音で、学生時代に確かに舌を上下の歯で挟んで発音する、と習った人も多いのではないでしょうか?ですが、実際のネイティブは挟むというより、軽く開けた上下の歯の裏側に舌を付けて、その隙間から息を吐く感じで発音しています。
難しいですね。実際の発音を聞いてみましょう。
CMで流れている発音、川口春奈さんの発音は、このネイティブの発音と違いを強調する感じ(わざと日本語発音?)になっていることと、繰り返し流れることで少々耳障りに感じるのかもしれません。
thinなのになぜ商品名にはシンポテト?
カルビーによると商品名の「シン」は薄いの意味のThin(シン)と、新しいの意味の新(シン)、2つの意味が込められているのだとか。
だったらCMでも「シンポテト」でいいのではないかと…思ってしまいますが。
そもそも耳障りに感じさせるのがカルビーの作戦?!
カルビー「シンポテト」のCMが耳障りに感じたものの、それほどまで言うのなら、どれ一つ試しに買ってみて批判してやろう、と思ったのも事実です。
実物の感想は、後ほど…
早速、近くのスーパーに並んでいたので買ってみました。
パッケージの底にもシンポテト!シンポテト!シンポテト!
カルビーの新商品に対するこだわりと、アピールが溢れているパッケージです。
カルビー シンポテト食べてみた
うすしお味を早速、実食。
…うーん、CMやパッケージのウザいほどの薄さアピールの意味は何となく理解出来ました。
確かに通常のカルビー「ポテトチップスうすしお味」に比べると、さらっとしたポテトチップスである感想でした。健康的で、じゃがいもの味が感じられる。
…ただ、少ない!42g。通常の「ポテトチップスうすしお味」のスタンダードサイズが60gに対して、お値段もあまり変わらず(※近所のイオンで113円でした)のわりには少なくて、あっという間に食べきっちゃいました。
ちなみにパッケージには、封ができるようにジッパー付きなんです。ちょこっと一口、食べたい時につまむ感覚で召し上がる方にはおすすめですが、無類のポテトチップス好きの方には少々不満の残る商品かもしれません。