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さくら猫を保護へ 野良猫を保護するまでの記録③

保護団体のミーティングに参加してみて

自分で飼うことはできない、けれどやっぱり野良猫を見過ごすことができない!そんな自分に何かできることがないだろうか?もやもやは募るばかりです。

ボランティア活動や募金が大嫌いな私ですが、みーちゃんの薬のことで、会ったことのない私の突然の問い合わせに快く答えてくれた方にお礼の意味もあり、そちらの保護団体に少しでもお役に立てれば…と心ばかりの寄付をしました。

すると…

批判するなら現実を見てからでも遅くはない

「猫たちへの温かい気持ちの寄付、どうもありがとうございました。金額が年会費以上ですので、もしよろしければ会員になられませんか?」

5000円の寄付に対して、その保護団体の年会費が3000円なのだそうだ。残り2000円はちょうど出来たばかりのTシャツ代とぴったり同額なので、Tシャツも送ります、とのこと。

正直なところ、こうした動物保護団体ってあんまり良いイメージがなかった。そもそも自分ではTNR活動も否定派だったので。会員になれば今回みーちゃんのような子の薬をもらうときも協力してくれている動物病院だと保護猫料金にしてくれるそうだ。年会費だけ寄付として払い、ミーティングなどは参加しない会員さんも多いという。次年度は退会したい場合は年会費を払わないだけでいいと言われた。

ボランティア、寄付への拒否反応だけ批判はできないし、それに私は猫が大好きだけど、反対に猫が嫌いな人や、野良猫の被害に遭って困る人の気持ちも理解できる。餌やりをしている人、餌やりを批判する人、地域猫活動は動物保護団体だけでは運営できないはず。地域というからには反対の立場の人に対してどう働きかけているのか、純粋に興味があった。まずは一度参加してみて、それでもやっぱり反対ならやめればいいと思い、参加してみることにした。

野良猫に餌をあげる人たちの思い

地域猫ボランティア団体のミーティングに出席してきました。

TNR(捕獲して避妊去勢してリリース)活動に否定的だった私ですが、TNRが浸透することで外猫が減り、野良猫の糞尿被害やゴミ漁り被害が減るので野良猫嫌いな人にも良いことであること。猫好きの人達の中にも身勝手な餌やり(片付けないで餌場だけ作ること)や、飼い猫を外に出す人達が野良猫に否定的なイメージを与えていること。そして、野良猫に恐ろしい虐待をする人がいる現実があることを再認識した。

何より「地域活動」と言うなら自治体に住むすべての人からの理解が必要。猫が好きな人、猫が嫌いな人、猫で困っている人、関係ないと思っている人、みんなが一定のルールを守り、住みやすい住環境を作ることこそが「地域活動」だと思います。それはこうしたボランティア団体側からだけの運動では無理です。賛成する人と反対する人の間に入って、相互理解のルールを作れるのは行政。私が参加した団体では、市議会議員の方々とも意見交換会を行い、行政と協力していこうとされているようです。

TNR活動についてはこちらのサイトがとても分かりやすく疑問に答えてくれているので、参考にしてみてください。

ネコリパブリックさん TNR地域活動についてhttps://www.neco-republic.jp/about/tnr/

 

TNR活動をしてる人は決して外の猫に餌をやりたいわけでなく、むしろ1匹も餌をやることがない日常を1日も早く実現させたいと願っていることを知り、活動に賛同することにしました。今はウォーキング中に怪我してる子への餌と薬、弱っている子、TNRされていない子がいないかチェックとトイレになっている箇所のお掃除で協力することにしました。

そんな時、もう一匹のさくら猫と出会います。

続く…